手続:自己破産
性別:男性
年代:30代
借金額:143万円
依頼者の状況
依頼者は、勤務先での人間関係等が原因で精神的なストレスを抱え、精神状態が悪化したため、休職し、生活費のために借金をしました。
その後、復職をしましたが、再び精神状態が悪化したため、退職せざるをえなくなり、借金の返済をしていくのが難しい状況となりました。
依頼者は、このような状況を何とかしたいとの希望で、当事務所にご相談に来られました。
当事務所の対応と結果
当事務所の弁護士は、依頼者が、相談に来られた際、住居が定まっておらず、生活保護の申請中であったことから、まずは住環境を整えることを提案しました。
その後、住環境を整えた依頼者から、改めてご相談をお受けしました。
改めてご相談をお受けしたときも、依頼者の精神状態は良好であるとはいえず、生活保護を受給している状態であったことから、今後社会に復帰して生活をしていくためには、ひとまず治療等を優先すべき状況であることを伝えました。
依頼者が就労することが現実的に困難である事情などから、自己破産が依頼者にとって最も適切な手段であると判断しました。
また、依頼者も、自己破産によって借金の免除を受けることを希望したため、ご依頼をお受けしました。
当事務所の弁護士は、依頼を受けた直後から破産手続申立てのための準備を行い、依頼を受けた約3か月後に破産手続を申し立て、最終的に、裁判所から免責の許可を受けることができました。
所感(解決のポイント)
今回のケースでは、他の自己破産手続の場合と比べて、借金の金額が決して多いわけではありません。
もっとも、依頼者の生活状況に照らすと、破産手続が最も適切な手段と判断されるケースでした。
破産手続は、借金を整理するための最終手段ではありますが、破産手続を利用するべきか、それとも別の手続を利用すべきかは、個別の事情によって異なります。
借金でお悩みの方は、一度弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。
お客様の声
こういった経験はどなたでもする事ではないと思います。私自身、そうなると思ってもみませんでした。
右も左も分からない中、先生方、スタッフの方に親身になって頂き感謝しております。
ありがとうございました。
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