手続:民事再生(個人再生)
性別:男性
年代:50代
借金額:約600万円
1 依頼者の状況
依頼者はローン返済中の住宅を所有しており、住宅ローンの月々の返済額は約10万円でした。
そのほかに、5社から総額約600万円の借金があり、返済に追われていました。
住宅を手元に残したまま借金を整理したいとのことで、当事務所にご相談に来られました。
2 当事務所の対応と結果
当事務所の弁護士は、住宅資金特別条項付個人再生をすれば、住宅を手元に残したまま、住宅ローン以外の借金の返済負担を大幅に軽減できることをご説明させていただきました。
そして、依頼者から、住宅資金特別条項付個人再生の手続をご依頼いただくこととなりました。
当事務所の弁護士は、ご依頼のあと、裁判所への提出書類の作成、添付資料の収集を進め、裁判所に住宅資金特別条項付個人再生の申立てを行いました。
その後も、再生債権一覧表の作成・提出、再生計画案の作成・提出などの対応をし、住宅ローン以外の総額約600万円の借金を5分の1に減額する内容の再生計画を認可するとの決定を、裁判所から得ました。
これにより、ローン返済中の住宅を手元に残し、その他の借金の総額を約600万円から約120万円に減額し、減額後の約120万円を3年で無理なく完済する条件で着地することに成功しました。
3 所感(解決のポイント)
住宅ローンの支払に加え、他の借金の返済にも追われるようになると、非常に苦しい生活状況となります。
借金を整理しなければならないという状況の一方で、住宅は手元に残したいという気持ちをお持ちの方も多数いらっしゃいます。
そのような場合には、住宅資金特別条項付個人再生をすれば、住宅を手元に残すことと住宅ローン以外の借金の返済負担を大幅に軽減することが可能となるケースが多いです。
本件でも、当事務所の弁護士が住宅資金特別条項付個人再生の手続を成功させたことで、依頼者のご希望に沿った解決を実現することができました。
4 お客様の声
大変お世話になりました。
肩の荷がおりた感じがします。
質問にも適確にお答えいただき、わかりやすかったです。
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